2018.6.25 第36話
銀のすず
mamaが所属する「親と子どもたちにクラシック音楽を楽しんでもらいたい。」と活動する「4人グループ」。モーツァルトのオペラ「魔笛」の中の幸せを呼ぶ「銀のすず」からとったらしい。小さなコンサート活動なのだが、そんなチャンスが少ない僻地の小学校や障害のある子どもたちの施設を訪ねたりして「音楽の楽しさ」を伝えている。自分たちはピアノと歌、語りお話し。オペレッタ。バイオリン、フルート、チェロやサックスなどのソリストに演奏をお願いしたりもして、子どもたちを飽きさせないように変化に富んだ表現や企画にも挑戦している。
もう25年も続いているのだ。papaも創立当初からお手伝いというか?関わらせてもらっているが、これが結構面白い。身内ということもあって結構好きなことを言い合えるのだ。「何のためにやるのか?」「観せたい核はどこなのか?」起承転結。表現の企画全体の抑揚。どんどんと突っ込んで聞いてゆく。もっとこうした方がいいのではないか?本当にそれが必要か?
身内(夫婦)なんだから、もっと、さらっと、つべこべ言わずにデザインしてあげればいいようなものだが、そうはいかない。田中家は夫婦で熱く深く語り合うのだ。コンサート自体ボランティア。予算もないし、papaも当然無償。(たまにスコッチ一本頂いたりする。笑)だから、枠はない。何をやってもいいわけで、papaも好きな表現ができるのだ。ポスターやパンフのデザインだけではなくて、小道具なんかも作ったりする。
おかげで、お互いに随分とトレーニングになったように思う。互いに育てあったような気がする。そして、最近は、まずじっくりと話を聞けるようになった。黙って聞く。もっと良くなる部分と表現手法を探す。mamaの「例えばこんな〜」が、どんどん広がってゆくのだ。
今年の夏休みは、「ピーターと狼」。絵本と音楽の世界(コラボレーション)。背景の森はカラーインクで描こう!そうそう!登場するキャラクターは、こんな風に周りをぼかして、そう!動くように、、、。またまた面白いことができそうだ。子どもたちが集中している後ろ姿が微笑ましい。
昨年に続いての神楽公民館「こども音楽館」は、8月7日(火)14:00開演(無料)/お申し込みは8月3日まで。お楽しみに。
チラシ⇨2018-木楽輪こども音楽館.pdf
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