2018.6.11 第34話

bilanciaのメイン看板修復

bilancia花咲町メイン看板の修復後(写真)。
 
カズさん:「たなかさ〜ん。看板、バラバラになって剥がれてくるんです。」papa:「あ〜〜、かなり木が痩せたね。なるほど。大丈夫!パーツを全部外して組み直すね。営業時間も消えているから、描き直しましょう!」
 
6年前、豊岡のお店(旧bilanci)オープンの時にpapaが作ったものなのだが、はめ板がかなり痩せている。5cm厚の材料の相じゃくりの三枚接ぎ板なのだが、裏側のアテ板の彫り込んだ溝のクリアランスを大幅に上回って、、、。
何を言ってるのかわからない方が多いと思うので、「作り(仕口)」の話はこの辺でやめます。要するに作り直しなのだ。
 
前後(Open/Close)の板の部分は、papa宅の外階段の廃材。十数年間野晒しにされたものなので、こんなに動くとは思っていなかったのだが、環境が変わると「木も変わる」のですね。板を接いでいる部分は凹凸で組み合わせているだけなので、裏の木ネジを外せば簡単にバラバラになります。先ずは裏のアテ板をクリアランス分短く(ジグソーで丸くカット)して、前板を隙間なく合わせて裏板を木ネジで止めてゆきます。両面終了。あっという間に〝しゃ〜ん〟となります。本物の木で作ったものは、時間の経過と共に味わいが増す。劣化して見えるのを手を気をかけてあげてないからだと思う。プラスチックではこうはいかないのだ。
 
営業時間は、変わる可能性があるので、文字は彫り込まず手描きにしていたが、カズさんの了解をもらって「彫りこむ!ことに。」am11:00〜pm2:30 l.o./pm6:00〜pm9:00 l.o.白の塗料を入れる。いい感じだ。(翌日、カズさん:「営業時間修正できますか?」papa:「掘っちゃいましたよ!」笑)LOGOとOpenのところが、板が白っぽくなってきたので少し見づらいな〜。茶っぽく着色しようかと考えたが「焼こう!」と思いついた。バーナーで板を焼いてゆくと白い文字が浮き上がってくる。
 
表裏ともバーナーで程よく焼いて、表には「2F」の文字、楕円の濃赤ベースに白文字に彫りあげる。「完成だな」と思ったが?何かが足りない???イタリアンフラッグをさり気なく入れようかと思うが?「ありきたりかな〜〜?」向かいの空き地に、立ち枯れた柳の小木があったのを思い出した。枯れたまま乾燥しているのだ。小さく切って、三色に色分け。木ネジの頭も緑と赤にしてドリルで固定。「完成!かわいい!でしょ!(手描きのイラストみたいな看板なので今回は実写にしました。)
」この看板を目印にお越しください。お待ちしています。
 
6月14日(木)11:00!花咲町 bilancia ちょっと広くなってOPENです。
http://www.bilancia-kazu.com
 
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